耐震診断とは? 内容と今行うべき理由を解説

2021年3月11日で、あの東日本大震災から10年を迎えました。復興がずいぶん進んだ一方、震災の記憶の風化も懸念されています。この機会に今一度、地震への備えを確認しておかなければなりません。そのために行なっておきたいのが、ノアプランニングでも対応している「耐震診断」です。ここでは、耐震診断の内容や重要性をご紹介します。



■耐震診断は地震対策の第一歩



耐震診断とは、住宅がどの程度の耐震性能を備えているのか確認することです。地震対策をするためには、その家がどのくらい地震に強いのかを知っておく必要があります。それ次第で、適切な対策が変わってくるからです。特に築年数が古い住宅の場合は、最新の耐震基準を満たしていない可能性が高いため、積極的に耐震診断を受けるべきでしょう。


また、耐震診断は誰にでもできるわけではなく、「耐震技術認定者」の資格を持った建築士や施工管理技士のみが行えます。診断にかかる時間は2時間程度で、屋内・屋外両方の調査が必要です。結果は4段階で評価され、総合評点が1.0以上であれば、地震が来ても倒壊しないと判断されます



■新耐震基準を満たしていても、耐震診断は受けるべき


耐震診断については、「うちは新耐震基準を満たしているはずだし、必要ないだろう」と考える方もいると思われます。しかし、たとえ新しい住宅でも油断はできません。湿気やシロアリ、あるいは以前にあった地震などの影響で、見えないところで劣化が進んでおり、本来あったはずの耐震性が低下している場合があるからです。


また、新耐震基準が施行されたのは1981年ですが、1981年~2000年に建てられた木造住宅のうち、約8割は耐震性に問題があることがわかっています。実際に阪神淡路大震災では、新耐震基準を満たしているのに倒壊した建物があり、2000年に再び耐震基準が改正されました。


つまり、新耐震基準を満たしているというだけではまったく安心できないのです。地震大国である日本では、いつどこでも大地震が起きる可能性があります。万が一のことがあってからでは遅いので、早めに耐震診断を受け、適切な対策を講じるのが望ましいでしょう。



■耐震リフォームで長く安心して暮らせる住まいへ



耐震診断の結果、十分な耐震性を備えているとわかったら、ひとまずは安心していいでしょう。しかし、耐震性に不安があると判明した場合は、何らかの対策を取る必要があります。あまりに築年数が古い住宅なら建て替えも検討すべきですが、そうでなければ耐震リフォームを行うのがおすすめです。


もちろん、状況によってどこを補強すべきかは変わってきます。一口に耐震リフォームといってもいろいろな方法があり、費用や工事期間の問題もありますから、自宅に合った方法を選ばなければなりません。正確な耐震診断を行うためにも、実績の豊富な会社に診断を依頼し、適切なアドバイスをもらいましょう。


埼玉県越谷市のノアプランニングでは、お客さまの要望をお聞きしながら最適なプランをご提案しています。もちろん耐震性能も細かくチェックしますので、自身の強い住まいを作ることが可能です。リノベーションの際には、住まい工事の専門家のノアプランニングまでお気軽にご相談ください。