大家さんが使えるリフォーム補助金制度を紹介。お得に工事して空室を減らそう


アパートやマンションの大家さんにとって、管理する物件のリフォームは大きな悩み事です。リフォームにはまとまったお金はかかりますが、それを惜しんでリフォームを先延ばしすると、居住者を確保できないでしょう。そこで今回は、大家さんが使えるリフォーム補助金制度をご紹介します。




■長期優良住宅化リフォーム推進事業でお得に工事



大家さんにぜひ活用していただきたい補助金制度が、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」です。これは国土交通省が実施している事業で、既存住宅の長寿命化・省エネ化による性能向上や、子育て世代向けの改修の支援を目的としています。もちろん、アパートなどの集合住宅も対象です。


補助金を受け取るには、工事前にインスペクション(建物の現況調査)を実施した上で、一定の住宅性能を有するようにリフォームを実施し、工事の履歴と維持保全計画を作成する必要があります。申請はリフォーム業者を通じて行うので、自分で複雑な書類を作成する必要はありません。


補助率はリフォーム費用等の1/3です。上限は100万円/戸ですが、長期優良住宅(増改築)認定を取得した場合は200万円/戸、さらに省エネルギー性能を高めた場合は250万円/戸となります。リフォーム業者とも相談して、積極的に住宅性能を高めるといいでしょう。




■困っている人を受け入れる、セーフティネット住宅もチェック


参照:すまいづくりまちづくりセンター連合会HP


もう1つチェックしていただきたいのが、2017年10月から始まった「住宅セーフティネット制度」です。これは高齢者、障害者、子育て世帯、低額所得者、犯罪被害者など、住まい探しに困っている方の支援を目的とするもの。これらの方を受け入れることを前提に、セーフティネット制度に登録をすると、専用サイトで空室情報が公開されるなどのメリットが得られます。


これに加え、2020年5月からは、「住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業」が始まりました。これはセーフティネット住宅を対象として、既存の住宅を「住宅確保要配慮者の専用住宅」へリフォームすると、補助金が出るという制度です。対象となる工事としては、バリアフリー工事や耐震改修工事、間取り改修工事などがあります。空室に悩んでいる大家さんは、 思い切ってセーフティネット住宅にしてみてはいかがでしょうか。



埼玉県越谷市のノアプランニングでは、お客様の要望をお聞きしながら最適なプランをご提案しています。賃貸物件の効率的なリフォーム計画や、リフォームに活用できる補助金についてご提案することも可能です。リフォームをご検討中のお客様は、住まい工事の専門家のノアプランニングまでお気軽にご相談ください。