子どもが独立すると、長年使っていた子ども部屋も必要なくなってしまいます。放置しているご家庭も多いかもしれませんが、せっかくある部屋を使わないのは少々もったいないかもしれません。そこで、子ども部屋をリフォームして別の用途に使ってみてはいかがでしょうか。ここでは、空いた子ども部屋を有効活用するための、リフォームのポイントをご紹介します。
■空いた子ども部屋の活用法
必要なくなった子ども部屋は、とりあえず物置に使っているというご家庭が多いと思われます。確かにシーズンオフのものなどを置いておくには便利ですが、居住用に作られた空間を物置にしてしまうのは、有効活用とはいえません。久しぶりに帰省した子どもが、自分の部屋が物置になっているのを見てさみしく感じたというお話もよく聞かれます。
そこで、子ども部屋の壁紙などをリフォームして、趣味の部屋や書斎として活用してはいかがでしょうか。子育てから解放されたご両親は自分のために使う時間を増やしたいでしょうから、空いた子ども部屋の使い道としては最適といえます。定年退職した後も、悠々自適の生活が送れるでしょう。
また、客間としてリフォームすれば、普段はお客様に使っていただけるのに加え、子どもが帰省した時に寝泊りする部屋にも使えます。もともと自分のものだった部屋なら、気を使うことなく実家での時間をのんびりと過ごせるでしょう。他にも、理想とする暮らし方があるなら、子ども部屋を活用できないか考えてみるのがおすすめです。
■壁を取り払い、隣の部屋とつなげて広々空間に!
子ども部屋のリフォームはいろいろな方法が考えられますが、お家の構造によっては壁を取り払い、2つの部屋をつなげることも可能です。空いた子ども部屋同士をつなげるのはもちろん、使用中の他の部屋とつなげても構いません。隣の部屋と合わせることで空間が広くなれば、より多彩な使い方ができるようになります。
たとえば、映画を見るのが好きな方なら、広々とした部屋に大きなテレビやホームシアターを設置するといいでしょう。読書が趣味の方なら壁一面を本棚にして書斎を作ってもいいでしょうし、ファッションが好きな方ならウォークインクローゼットを作るのもおすすめです。まずは専門業者に相談して、壁を取り払えるかどうか確認するといいでしょう。
■リフォームするならバリアフリー化や減築も検討
子ども部屋をリフォームする際、ぜひ一緒に行っていただきたいのがバリアフリー化です。年齢を重ねると、昔は気にならなかった小さな段差につまずいたり、階段の上り下りを負担に感じたりするようになります。必要に迫られてからの慌ただしいリフォームは、業者選びやデザインに失敗し納得のいく仕上がりにならないことも多いので、将来のことを考えるなら早めにバリアフリー化するのが望ましいでしょう。
といっても、現時点で完璧なバリアフリー化をする必要はありません。段差をなくす、ドアを引き戸にして開口部を広く取る、特に歩きにくい場所にだけ手すりを付けるといった「備えのバリアフリー化」でも十分です。後は必要に応じて工事を検討するといいでしょう。
さらに、夫婦2人だけの暮らしになり少ないスペースでも十分な場合は、思い切って床面積を減らす「減築リフォーム」という選択肢もあります。たとえば、2階を完全に撤去して平屋にすると、家の中の移動や日々のお掃除が簡単になりますし、家のメンテナンス費用も削減できるのです。小さくても使いやすい家を好むなら検討してみましょう。
なお、リフォームでは一定の条件を満たすことで、各自治体から助成金が出る場合があります。条件は自治体によって異なりますが、主に特定の工事内容であること、地域の施工業者を利用することなどです。ノアプランニングが拠点を置く埼玉県越谷市でも、増改築や内装・外装の改修、バリアフリー化などさまざまな工事が補助対象になっています。リフォームをするなら、市のホームページをぜひチェックしてみてください。
■リフォームで憧れの暮らしを実現しよう
子どもの独立や親との同居など、家庭の環境によって生活スタイルは変化していきます。それに合わせて、住まいの作りも見直していくことが大切です。適切なリフォームをすれば、愛着のある我が家に住み続けながら理想の生活空間を手に入れられます。子どもの独立をきっかけにリフォームを行い、憧れの暮らしを実現してみてはいかがでしょうか。
埼玉県越谷市を拠点にリフォームやリノベーションを手掛けるノアプランニングは、お客さまのご要望をお聞きしながら最適なプランをご提案しています。豊富な経験をもとに、使わなくなった部屋を最大限に活用できる設計が可能です。リフォームに興味のある方は、住まい工事の専門家のノアプランニングまでお気軽にお問い合わせください。