雨からおうちを守る! 梅雨前の雨漏りチェックリスト

関東地方では、平年なら6月8日頃に梅雨入りし、1ヶ月半ほどジメジメした時期が続きます。近年は梅雨の大雨による被害が相次いでおり、2021年も梅雨の降水量が多いと予想されていることから、十分に注意しなければなりません。そこで今回は、雨や湿気からご自宅を守るために、梅雨前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。



■梅雨に備えて雨漏りチェックをしておきたい場所



雨の日が続いて困ることといえば、やはり雨漏りです。雨水がどこから浸入してきているのかわからず、対応に困ったことのある方も多いでしょう。補修するためには自宅の細かなチェックが重要ですが、どこに注目すればいいのでしょうか。


最初に確認しておきたいのは、瓦やスレートといった屋根材です。屋根材自体が劣化していると、そこから水が浸入してしまいます。穴やひび割れがないかどうかをしっかりとチェックしましょう。瓦屋根の場合は、屋根面と屋根面に間にあって雨水を流す「谷部」が経年劣化し、穴が開くケースもよく見られます。


また、瓦屋根の漆喰やコーキング、屋上防水などの劣化にも注意が必要です。屋根材や壁自体が無事でも、コーキングや屋上防水が劣化していれば、そこから水が浸入してしまいます。加えて、雨樋に落ち葉や土などが詰まっていると、水が溢れて雨漏りの原因となるため、スムーズに排水できるように掃除をしておかなければなりません。


これらに加え、見るからに錆びた金属屋根や苔むしたスレートなど、一目で劣化しているとわかる場所でも意外と放置されていることがあります。一度、家全体をチェックしてみるのが望ましいでしょう。築年数の古い住宅や中古物件の場合は特に注意が必要なので、本格的な梅雨に入る前に雨漏りチェックをしてください。



■梅雨前の雨漏り対策が必要な理由



雨漏り対策の必要性を理解していても、「梅雨に入るまで様子を見て、必要なら修理をすればいい」「最悪、バケツなどでしのぐこともできる」と考える方もいるでしょう。しかし、雨漏り対策はなるべく梅雨前に行うことをおすすめします。なぜなら、工事は晴れた日に行うのが基本なので、梅雨に入ると工事がストップしたりできなくなったりすることが多いからです。


また、雨が何日も降り続くことによって、梅雨前の散発的な雨では気づかなかった問題点が発覚することもあります。予想外の場所からボタボタと雨水が入ってきたり、壁にいつのまにか雨水のシミができていたりするケースも珍しくありません。「この前の雨でも大丈夫だったから」と油断するのは危険なのです。


さらに、雨漏りを放置すると、家の中でさまざまな被害が発生します。特に多いのが、建物の木材が腐ってしまう被害です。湿った木材はシロアリの大好物なので、腐食とシロアリによる二重の被害が進行し、家が傾いたり倒れたりすることすらあります。


そして、湿気がもたらす嫌なものといえばカビです。カビは家の中を汚すのはもちろん、呼吸器系の疾患やアレルギーといった健康被害をもたらします。このように、雨漏りの悪影響は非常に大きく、気づいても梅雨の間は補修工事が難しいため、梅雨前に対策をしておくのが望ましいのです。



■室内のじめじめ対策リフォームもおすすめ


参照:LIXIL


事前の対策で雨漏りを防いでも、梅雨の時期にはどうしても湿度が高くなります。そこで、室内のジメジメ対策としては、湿調力のある建材でのリフォームをするといいでしょう。ノアプランニングがおすすめしているのは、リクシルの「エコカラット」です。


エコカラットは多孔質セラミックスを素材とする壁材で、「湿気は通すが、水や汚れはほぼ通さない」性質を持っています。その調湿性能は、優れた調湿性能で人気の珪藻土の約6倍。湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は湿気を放出することで、湿度を調整してくれるのです。


そのため、カビやダニの繁殖を抑制できる他、洗濯物を部屋干しする時にも効果を発揮します。同様に、臭いの成分や有害物質を吸着する性能も優れており、快適で安全な空間を作れるのです。加えて、従来の調湿建材では難しかった、水拭きによるお手入れもできます。エコカラットを導入すれば、掃除の負担が大きく軽減されるでしょう。



ここ数年の傾向を見る限り、今年の梅雨も大雨による被害が出る可能性は高いと考えられます。家族を守るためにも、早めにマイホームの状態をチェックし、問題のある箇所をリフォームしてみてはいかがでしょうか。


埼玉県越谷市のノアプランニングでは、お客さまの要望をお聞きしながら最適なプランをご提案しています。雨漏り対策や湿気対策など、お住まいに関するお悩みはノアプランニングまでお気軽にご相談ください。