冬に素足で歩いても暖かい!床暖房の種類と部屋を暖める仕組み


皆さんこんにちは。

埼玉県越谷市を拠点に、リフォーム、リノベーション、増改築工事、塗装工事などを手掛けている株式会社ノアプランニングです。


ノアプランニングのある越谷市でも、10月に入って明け方に涼しさを感じるようになってきました。ストーブやコタツを準備するのも冬の風物詩のひとつですが、最近ではエアコンの暖房や床暖房を使われる方も多くなってきています。


床暖房は足元からの冷えを解消し室内全体を暖めてくれるので、「床暖房にしてみたい」と興味を持たれている方もいらっしゃると思います。そこで今回は、床暖房の種類や部屋を暖める仕組みについて詳しくご紹介します。




■エアコンと床暖房の違いは・・・?



まず、エアコンとの違いから見ていきましょう。

エアコンがすでに設置されているご家庭も多く、エアコンの暖房を使われている方もいらっしゃるかと思います。エアコンは「対流式」暖房といわれ、温めた空気を吹き出すことで冷たい空気との間で対流を起こして部屋全体を暖めています。しかし、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に向かう性質があることから、どうしても足元は暖まりにくくなってしまいます。さらに対流によってホコリが舞ったり、乾燥しやすくなったりするデメリットも。乾燥による肌荒れや風邪をひきやすくなる心配もあります。


床暖房は床からの熱が伝わる「ふく射式」の暖房器具です。熱が床から部屋全体に伝わり、壁や天井に反射して広がっていきます。床から天井に向かって自然対流も起きるため、室内がムラなく暖まるのです。


エアコンは空気の性質によって、頭は暖かくなりすぎて足元は冷えることがありますが、床暖房なら部屋の温度差が軽減されるので、冬でも適度な環境で過ごしやすくなります。




■床暖房の種類は「温水式」と「電気式」



床暖房には大きく分けて「温水式」と「電気式」があります。


温水式床暖房は床の下の配管にボイラーで温めたお湯を循環させて温める仕組みです。お湯を温める方法は電気やガス、灯油などがあります。一方、電気式床暖房は、床下に電熱線ヒーターが内蔵されたパネルが敷き詰められており、電気の熱で部屋を暖めています。


温め方によってメリット・デメリットがありますので、導入する際にはそれぞれの特徴をよく知ってから検討するようにしましょう。



・温水式床暖房のメリット・デメリット


「電気カーペットの上で寝ると低温やけどをする」という話を聞いたことがある方も多いかと思います。実際、40度〜45度程度の温度でも、皮膚が長時間触れ続けることによってやけどの症状を起こしてしまいます。しかし、温水式床暖房なら温度が40度以下に設定されているため、低温やけどの危険も低く、安心してくつろげます。


床暖房は最初に温まるまで時間がかかってしまいますが、温水式なら比較的早く部屋を暖められます。ランニングコストが低くすむことも大きなメリットのひとつです。広い部屋やたくさんの部屋に床暖房を設置したい場合は、温水式が適しています。


デメリットは、床暖房本体よりも水を温めるボイラーが劣化しやすく、10年ほどで交換が必要になってしまうこと。メンテナンスやボイラーの修理、交換費用も考慮して検討しましょう。



・電気式床暖房のメリット・デメリット


電気式はメンテナンスの必要があまりなく、初期費用も安くすみます。光熱費が高くなりやすいため、1部屋だけ床暖房にしたい、冷えるキッチンで料理をしている間だけ暖かくしたいという場合などにおすすめです。


電気式の場合は床の温度が設定によっては高くなってしまうため、赤ちゃんや高齢の方がいるご家庭では低温やけどに注意しましょう。




■床暖房を選ぶポイント


床暖房を1日の中でどれだけ使うのか、設置したい部屋数や家族構成なども考慮して、温水式か電気式かを選ぶとよいでしょう。



ノアプランニングでは、お客さまの家庭環境や住居に合わせたプランをご提案しています。「温水式と電気式、どちらが我が家に合っている?」「マンションでも設置できる?」など、床暖房について知りたい方は、住まい工事の専門家、ノアプランニングまでお気軽にご相談ください。